【5分で読める】面白い人になりたい!雑談力を上げる簡単・言い換えトレーニング

雑談力トレーニング

この記事を書こうと思ったきっかけは、今日していた一本の電話にある。相手は以前に仕事の関係で知り合った人で、彼は社内で認められて、社内起業を任された(?)らしかった。そして私が転職先を辞めた話を聞きつけて、自分の所で働かないかと話を持ちかけてくれた。

今日はその詳細を電話で聞いていたのだけれど、話を聞きながら、私は自分の相槌の拙さに嫌気が差した。

そこで反省会も含めて、「ユニークな返答」を紹介する。

  • 「(自分の会社について)新しい組み合わせで生まれる化学反応を起こせる社風にしたい」に対する「すごいですね」以外の返答
  • 「実績のある人が言うと言葉の重みも違いますよね」の言い換え

今回はこの2つの返答を紹介する。

「すごいですねー」って便利だけど、こればかり言い過ぎると相手を挑発しているようにも聞こえるからしんどいですよね。ウィットに富んだ言葉遣いのできるようになりたいワ。

【雑談力をあげるトレーニング①】和洋折衷などらやきマリトッツォ法

社内起業をする彼は、最近色々な講演を聞きに行ったり、色々な人に会ったりしているらしく、私と電話を始めた時も、彼の周囲でぱたぱたと革靴の足音が聞こえていた。1ヶ月前に電話をした時と比べて、すこし声が乾燥して、疲れているように聞こえたが、そこで「お疲れですか」と聞くのは失礼に当たる気がしたので何も言わず、当たり障りのない挨拶をした。

人に心を開かせる人は、自分のことを出し惜しまないように思う。彼などまさにそうで、自分の苦労をちっとも出し惜しまない。もともと飲食業界で働いており、二十代前半で自分の店を出して失敗して数百万の借金を背負って金融機関を転がりまわったという話を、付き合いの浅い私にまで話してくれた。

思い返せば、どこか人に親近感を抱かせたり、この人は自分を目にかけてくれそうだと感じさせる人は自分の話を出し惜しまない。

正直、そういう人の「自分語り」はなんらかの作戦だと思っているため、そういう自分語りをされると私は逆に警戒するのだが、その時常につよい親近感も同時に抱いているのだ。

前置きが長くなったが、近況の話の最中、彼は自分が起こす会社について

知人
知人

色々な得意分野を持った人を集めて、その一見かけ離れた分野を合体させることで面白いものが生まれると思う。だから、そういう会社を作りたいんだ。

わたし
わたし

へぇ…。すごいですねー!!

断っておく。私は決して彼の言ったことをバカにはしていない。ただ、この電話をしていた私には語彙力・雑談力が著しく欠けていた。

その後も「すごいですねー」「はーすごいですねー」を連発し、そんな自分に嫌気が差した。

そこで電話のあと、考えていた。「すごいですねー!」の他にどういう返答があったろうか、と。

「すごいですねー!」の言い換え・連想してみる

まずは自分の感じた「すごいですねー!」の感情を言葉に起こしてみる。どう、すごいと感じたのかというと以下の点だ。

  • まったく混じり合いそうにないものをひとつにするという発想
  • 対極にあるものを融合させて新しい定番をつくるという姿勢

これをどう表現しようかと悩んだ。感じたことをこうやってただ文章にして並べるのと、コミュニケーションの最中に言葉にして発するのとでは、やはり使う文章はまったく違う。

上記の点を、どうやって言葉に表そうかと悩んだ結果、思いついた言い換え方法は以下。

わたし①
わたし①

掛け合わせることで新しい「定番」って生まれますもんね。

わたし②
わたし②

最近で言うと、どらやきマリトッツォとか。

わたし③
わたし③

唐揚げとチョコレートだって、始めは「信じられない!」みたいに否定的な意見が多かったですけど、今やファンもいるくらいですもんね。

わたし④
わたし④

確かに、これまで先人たちは色んなものの長所を組み合わせて新しいものを発明してきたわけですもんね。

わたし⑤
わたし⑤

良いですね。カレーもスパイスの種類や調合具合によって、同じものを使っていてもまったく新しい味になるように、運営する人の采配によって同じ人達を使ってもまったく雰囲気が変わりますよね。

幾つか上げてみたけれど、会話の最中に放つとしたらどれになるだろう。無難なのは、①と④だろう。

【雑談力をあげるトレーニング②】著名人の言葉を引き出す

困った時に使いやすいのがこれ。「著名人の言葉を引き出す」。

著名人の言葉を知っていることで、多少の雑学アピールにもなるので一石二鳥。また、数十年、百数十年と残ってきた言葉たちなので、心への響き方が違う。

実績のある人が言うと言葉の重みが違いますよねの「すごいですねー!」言い換え

ここで大事なのは、「言う人によって言葉の重みが変わる」ということを伝えること。

そこでこのフレーズを用いよう。

「(著名人の名言)」+「私が(著名人の名言)っていうのとじゃ、言葉の重みが違いますもん

著名人の名言を出したあとで、「私が同じことを言うのでは違いますもん」と言うのだ。この場合のポイントは、ここで引き合いに出す名言、もしくは発言した著名人を相手が知っている必要があるということ。そうでないと、重み云々以前に相手を困惑させてしまう。

そこでよく知られている名言を幾つか、改めてご紹介。

ヘレン・ケラー

「世の中には辛いことがたくさんありますが、それに打ち勝つことでも溢れています」

「顔をいつも太陽のほうに向けていれば、影なんて見なくて済むはず」

エジソン

「私は失敗したことがない。ただ1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ」

マーティン・ルーサー・キング・ジュニア

「暗闇の中でこそ、星が見える」

アルバート・アインシュタイン

「人生は自転車に乗ることに似ています。バランスを保つためには、動き続けなくてはならないのです」

マザー・テレサ

「小さな事に忠実でありなさい。そこにあなたの強さが宿るのですから」

マリリン・モンロー

「一度失敗したからといって、すべてが失敗するわけじゃないわ」

著名人の言葉は、時に常人との違いを見せつけることもあるように思うけれど、それに励まされることもまたある。言葉もまた人間と同じように、魂の容れ物なのかもしれない、と時々思う。そこにどれほどの重さを持たせられるかは、そのひと(魂)次第なのだ。

たとえば、私がこう言ったら。

わたし
わたし

一度失敗したからといって、すべてが失敗するわけじゃないわ。

ねこ
ねこ

・・・・・・。なんて呑気な。

こうなる。

言葉に重みをもたせられる大人になりたいなぁと思いながら、もう二十代半ばになっている。二年経ってもきっと、さほど自分の中身は変わっていない気がする。「こういう大人になりたいなぁ」と思いながらきっと呑気に過ごしているんだろう。

最後に

今回のまとめをしよう。

  • 言いたいことを連想して言い換えてみる
  • 著名人の言葉を引き出してみる

しかし何も必ずしも面白いことは言えなくて良いのだと、普段は思っている。というのも、意外と「話したがり」な人が多いのだ。相手が聞いてほしいことを質問できたり、面白そうに頷いているだけで、相手は喜んでくれたりする。

だから何もおもしろいことは言えなくていいと思う。だけれど、相槌で自分を表現すること・印象づけることはできるし、相手との仲を深めることもできる。だから自分に無理のない範囲で、楽しく雑談力を磨けたら良いなと思う。

今日はここまで。雑談力を上げたい方、一緒にがんばらしょい!

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